事務局としての私のポリシー

私はTheWave湯川塾という湯川鶴章さんが主催している勉強会の事務局をしている。一応、彼の秘書と、彼のコミュニティの事務局も兼務している。
また、リクルートホールディングスが主催しているMashupAwardsというアプリコンテストの事務局もしている。
この二つの事務局をやってきて感じること、感じたことをつらつらと書き留めてみたいと思う。

まず、私が事務局で大切にしていること。
それは、何よりも
 ・主催者が楽しんでくれること

もちろんほかには、主催者が
 ・前を向いて攻められること
 ・やりたいことができること
 ・余計なことはさせないこと

とかいろいろあるけど、とにかく「楽しんでくれること」が一番だと思ってる。
私は主催者(TWでは湯川さん、MAでは伴野さん)がやりたいことをMAXやったら、それにかかわる人が幸せになれる、楽しめると信じている。
そういった意味で、主催者への信頼がないとこの考えは適用されないかもしれない。
そして、その信頼とは、今時点のその人の能力ではない。
私が感じる「この人ならみんなに何かを提供できる何かがある」と思えるかどうかだ。
とにかく主催者が「楽しく前を向けること」。
私が背中を守る(細かい作業はやる、リマインドするし、相談にののるし、きついこともいう)。
だから前を向いてほしい。
主催者にディフェンス的動きをされると、自分の仕事ができてないと思い落ち込んでしまったりもする。


ある人と「事務局」について少しだけ話したことがある。
その人は、日本では事務局は軽んじられていると語っていた。海外では一番賞賛されるべきポジションなのに・・・と。
でも、私は周りの人にそう思われた(軽んじられた)方が勝ちなのではないか?と思ったりもする。(勝ち負けじゃないけど)
ただ、主催者にそうおもわれたら「負け」というか悲しいけど。
主催者に「あなたなしではやっていけない」といってもらえれば、それが最高の賞賛な気がする。
主催者の手柄はすべて主催者でいいと思う。


主催者に、私がいることで主催者が前を向けていると感じてもらえれば、私はそれが事務局の仕事だと思う。
決して周りの評価ではない。
多くの人に認められることなんでどうでもいい。
主催者にだけ認められていることを感じることができたら、それでいい気がする。


だから主催者に「ほかの人に頼むから大丈夫」っていわれると、ちょっと寂しくなる。
組織で働いているときは、自分がいなくなっても誰でも変わりがきくように常に考えてきていた。
もちろん、その考えはいまでも同じだ。
タスク的に問題なくまわるようにしたとしても、
 ・私が一番いい
 ・なぜか近くにいるとなんでもできる気がする
 ・不安なことも大丈夫な気がする
 ・なぜか近くにいると安心する
そんな風にいってもらえるようになったら、事務局として貢献できている気がする。


きっと、そんな風にいってもらえるようになれば、主催者の人はやりたいように楽しめるのだと思う。
事務局をするとき、いつもそんな風な存在を目指してる。