商売と事業の差

先日ある人とランチした。なんか話をしていて、心に響かないんだな。
「うんうん」ってうなずけることがないんだ...。
その道では有識者のはずなのに...。
私以上にいろんな人に会っているはずなのに...。
なんだか私の中でのあたりまえなことが多く、新しい発見がなくって。


心に響かないのは自分と価値観が違うってだけだと思うんだけど。
あと、同じ話でも、実際に活動している人から聞くとわかることもあるからそれかもしれない。


ただ、全体を通して、違和感を感じたその人はきっと「社会の変化を起こすこと」をしているつもりが商売をしてる感じがしたんだ。


先日の塾でリバネスの丸さんが


「商売はしたくない、事業をしたい。潜在ニーズをほりだし、社会の変化を起こすのが事業。(丸氏)」


っていってた。


運営している会社のひとつがうまくいっていて、それは仕組みを作ってくれているNO2がいるからだっていってた。そのNO2のことを、「だから事業がうまくいっている。」って表現してて、それって売上がたっているってことな気がしたんだ。
いや、もしかしたら「社会の変化を感じている」というつもりでいったかもしれない。


実は、周りの数人からそのNO2やその会社の話を聞く限りだと、ただお金のあるところからとにかく仕事をとってくる的なことを耳にするんだ。
そういういみで商売うまくやってるねって話を実は耳にする。
そういった別の情報が私の意識を操作したのかもしれない。


ただ、話をしていて社会を変えていこうというアツイ思いというかこだわりというか、そういったものがない感じがして...。
というか、そういう思いがあれば、きっと仕事をする中で関係者にも伝わるんじゃないかな?って思う。
実際お金よりも想いを先行して動いている人は、まわりから不思議かられていたりするのをみてる。
お金をいただくのはそれだけの価値を提供いているということだからいいんだけど、なんか知らない人からだまし取ってる感があって...。そんなイメージを感じた。
ほんとうにだましてるわけじゃないですよ。勉強しないで発注する方も悪いんだし。ただ、そんなふうにお金優先の仕事ばかりが増えると、一過性のブームになっちゃう懸念がどうしても抜けない。


私は事業をつくるパッションはないけど、そういったパッションを持っている人達を応援したいと思ってる。
先日の塾の西岡さんがこんなことをいっていた。


「国は農業の機械化をすすめ、零細農家を少なくしたい意向をかんじるから、そこに注力した予算のばらまきがされるだろう。でも僕は小さな農家を支援していきたい。(西岡氏)」


"お金<想い"なんだよなー。


お金の流れるところに事業をおくのではなく、社会でかえたいこと、実現したいことがあるから事業してるんだよなー。そういうのっていいなーって思う。


最近は、想いのある人ばかりと話しをしているから、すごいひとの話ばかりきいているから、ランチを食べた人に違和感を感じてしまったのかもしれない。
一般人の私からしたら、その違和感を感じた人だってすごい人なんだけどね。


その違和感を感じたその人とある業界をもりあげたいからいろんな事例を発信していきたいねってところの意気投合をした。
ただ、その発信したい中身はなんか違った気がした。
まぁ、発信したいことの価値観が違うんだろうな。
その人は結構有名な事例をあげてきた。マーケットを大きくするという視点が高いから、大きな成功しているところを取り上げて「この業界盛り上がってますよー」ってPRしたいということかもしれない。
もしくは、有名な事例の中でも地道な積み重ねがあることを言いたかったのかもしれない。


私は、みんながあまり知らされていない事例、そしてPRする余力もないほどギリギリで活動している「想い」先行の小さな動きをPRしていきたいなって思っている。
そういう人に限って、発信することが苦手だったりするから、そういったない部分を補えることができたら、手伝えることができたらいいなと思ったりする。
そう、「想い」を持った人達を発信したいのだとおもう。
お金を儲けたい人ではなくて。