コミュニティの成果

ある人が「これまで現場でコミュニティを育ててきた自信を胸に」って言葉を使っていた。
ものすごく違和感を感じた。

いろんな考え方があるけど、やっぱり私はコミュニティに対して「育てる」という言葉は違うとおもってしまう。
コミュニティがもしも成長していたのであれば、それは「育った」んだと思う。
あなたが「育てた」のではないと思う。


むかし、サービスを担当してた時、「人を動かしたい」そう言っていた自分がいた。
でも、ある塾に通い、そこでの講師がしきりに「人を動かしてきた」と語っていて、ものすごく違和感を感じた。そして、自分の中の何かが変わったことがある。
すごくおこがましいことを発していたと自分を恥じた。気づけた。


売上をあげるためには、アクションの因数分解をし、コントロールできることに金をかけていた。
成功事例に関しても、因数分解し、再現性の高いものにお金をかける癖もついていた。
つまりは、費用対効果のあるものにお金をかけてきた。
売上は結果が「お金」だからすごくわかりやすい。因数分解もしやすかった。


でも、コミュニティの結果ってなんだろう?何をもって成長なんだろう?人が増えれば成長?それって回数増えればメンバーの数なんて増えるよね。
会員ビジネスの場合は、アクティブでなくてもお金を払っていればそれは成果になる。


コミュニティの成長とか成果ってなんだ?
なんとなく、次のアクションにつなげられたかどうか?なきがするけど、それって数値化できるの?
アクションなんていろんな要因が絡まって起こること。
コミュニティとの因果関係なんてなかなかわからない。

私の中で玉置沙由里さんのコミュニティという言葉の使い方がすごく好きだった。
オンラインコミュニティの先駆者だと、今でも思ってる。
玉置さんは、オンラインコミュニティという場を作ったものの、自分は何もしなくてもメンバーがアクティブになっていったと言っていた。
・・・玉置さんに久しぶりに会いたいな−。


まぁ、結論はないけど、違和感を感じたって話でした。