自分の武器

先日自分のいいところとして「まっすぐなところ」といわれた。
まっすぐなことは自分でも認めている。
ただ、それが「長所なのか?」は正直疑問が残る。
もちろん短所と長所は裏返しだから、どちらでもあると思う。
ただ、この私の性格が自分を苦しめているようにも思う。
まっすぐであるがゆえ、ストレートに物事を見すぎ、伝えすぎ、人を傷つけることがある。
そして、自分を追い込んでしまうことさえある。
もう少し要領よく、すり抜ければいいのに・・・とよく言われる。


言いたいことをいうことはいいことでもあると思う。
でも、そのことで人を傷つけていると思うと、自分の心も痛むのです。
その度に、自分の性格を恨んでしまうのです。


先日ある会の幹事を担当した。
前々から、「当日突然参加の人は遅刻対応はしません」と伝えていたのに、既に時間が超えた時点で、「本日参加したい」という人がいた。私は「懇親会からの参加であれば対応します」と答えた。しかしその人は「講演も聞きたい(今から参加したい)」といった。
隣の友人に相談し、対応しなくてもいいよっといってもらい「すみませんが、講演が終わりましたらこちらから連絡いたしますのでお待ちください」とした。
講演の第一部が終わったところで友人に「このタイミングで迎えに行こうと思う」といわれたので、その役を引き受けた。「今から迎えに行きます。ビルにつきましたらご連絡ください。」と連絡したところ
「場所はどこですか?」→「○○(会社名)です」
「○○ビルであっていますか?→○○ビルです」
とさらに何度も質問があり、回答した。二つとも事前にお知らせしている事項だ。しかも、ビル名なんて記憶してないから、検索しなおしてから彼に返答した・・・が本当はかなり切れてた。
講演の第一部は終わったものの、第二部はその時進行していた。このやりとりのせいで私は第二部を聞き逃しているのである。


本当は、自分がきれるまえに、無視すればいいのだと思う。
適当に「席を外していて対応できませんでした」といえばいいのだと思う。
ただ、きっと真っ直ぐすぎるがゆえに、真面目すぎるがゆえに、自分を追い込んでしまっているのだ。
こういうことがとてもよくある。


もちろん、長所と短所は裏返しだから「まっすぐさ」は長所の部分もあると思う。
ただ、やはり、自分ではマイナスにおもってしまうことのほうが多いため、この私の性格を長所に感じるには、プラスになった事例を見つけ話してもらうことなのだと思う。
具体的な事例がないと、この自分の特徴を「武器」として捉えられない。
そして、そういうと「めんどくさい」っていわれるんだw。


会社の評価面接の時に、プラスの評価してもらったのに納得できなくて「何が評価されたのか具体的に話してください」っていって、「めんどくせーな。だったら評価さげようか」なんていいながら、ちゃんと具体的に評価してくれた上司を今でも尊敬しています。
だから、きっと言語化してくれる頭のいい人が好きなのだと思う。
自分が言語化できないから。でも言語化されないと、繰り返し作用がないんです。
(私は落ち込んだ時に、その時に行ってもらった言葉を思い出して元気になる人)


私が褒め言葉を受け取るには、褒められるだけではだめみたいです。
具体的な事例がないと・・・。
素直に「受け取る」ことが、褒めてくれた相手にとっても気持ちのいいことというのもわかってる。
だから必ず一旦は「ありがとう」っていう。

でも、本当に受け取ってはないと思う。
私は適当な褒め言葉はあまり欲しい人ではないのです。
具体的な事例をいえない褒め言葉をあまり欲しくない人なのだと思う。
これもある人が私を褒めてくれる「自分のものさしをもっていて、決して人の価値観に流されない」ところなんだろうけれど、やっぱりこれも自分を苦しめている気がして、嫌なところでもあるんです。


なんてめんどくさい女なんでしょう。